ここからは、実際に黒ナンバーを取得する方法を順を追って見て行きましょう!
各書類を集めるのはササッ~と!サラリーマンを続けながらでも出来ちゃいます。
STEP1:運輸支局(運輸監理部)へ各届書を提出する
まず始めに、黒ナンバー取得には、各県の運輸支局長(運輸監理部長)への届出が必要になります。
この届出書は、営業所を置く都道府県の運輸支局(運輸監理部)へ提出しましょう。
※参考:地方運輸局 – 国土交通省 (mlit.go.jp)
黒ナンバー取得基準(概要)
各基準があるので、事前に確認しておきましょう。
記入漏れさえなければ特に厳しい審査などもありませんので、自宅で1両、1人からでも全然大丈夫です。
■車庫
原則として営業所に併設していることが必要ですが、併設できない場合、営業所から2km以内までとすることができます。
車庫地として使用する土地が、都市計画法などに違反していないことが必要です。
また、車両を全て収容できる広さがある土地の所有、借入の別は問いませんが、借入の場合は賃貸借契約又は使用承諾により土地の使用が確実なことが必要です。
■車両数
事業に使用する車両、1両から始めることができます。
事業に使用する車両は、車検証上の用途欄が「貨物」となっている軽貨物自動車であること。
2輪車の場合は排気量125㏄以上であること
■その他
運行管理体制を定め、車両の自賠責保険・任意保険の加入が必要です。
軽自動車で認可されている最大積載量350kgを積むことができます。
必要な提出書類
運輸支局(運輸管理部)への届出には下記が必要になります。
手続きがスムーズに行えるように、事前に作成しておくことをおススメします。
- 貨物軽自動車運送事業経営届出書
- 運賃料金設定届出書
- 運賃料金表
- 事業用自動車連絡書
- 車検証の写し
※各運輸支局で様式は置いてあります。
現地でも記入できるようですが混んでる事が多いので、先に書類をダウンロードして記入しておきましょう。
控えで各2部必要なので気をつけて下さい。
運賃料金表はサンプルを参考に作成とのことです。私はこの記入の時に、自分で料金設定を決めるのであ~個人で仕事をするんだなぁと実感しました…。
運輸支局は国の機関(役所)ですので、受付は平日のみで、受付時間も16時までなど決まっているので、詳細は各運輸支局にお問い合わせ下さい!
STEP2:管轄の軽自動車検査協会で黒ナンバー交付
STEP1が終われば、事業用自動車連絡書に運輸支局の受理印を押してもらえます。
次はそれを持って、営業所地域管轄の軽自動車検査協会で実際に黒ナンバーの交付をしてもらいにいきます。
こちらでは、現在の黄色ナンバーから黒ナンバーに変更という手続きをとります。
申請書類の提出もここでもありましたが、現地でも配布されたものに、記入見本を参考に記入するだけなので難しくありませんでした。
現在車両を所持している方はついている黄色ナンバーを返納して、黒ナンバーに付け替える必要がありますので、ドライバーなどナンバープレートを外す工具があればベストです。
黒ナンバー取得前に注意しておくこと
黒ナンバーの任意保険は高くなります。
黒ナンバー車両は事業用に使用しますので、当然事故の確率が高くなります。
また、これまでの自家用車の無事故割引の等級も1からのスタートになるので、特に初年度の保険料は高くなります。(次年度以降、無事故であれば割引になります)
おおよその目安ですが、月間で14,000円程度になります。
ですので、本気で事業として取り組まないのであれば、軽い気持ちで黒ナンバーにするのはやめておきましょう。
また、黒ナンバーの任意保険を扱うことのできる損保会社は限られています。
東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパンあいおい、富士火災、朝日火災、共栄火災あたりとなります。
保険料の安い会社は富士火災・朝日火災で、その他の大手損保会社より1割~2割安です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
黒ナンバーの運送業は、意外と簡単に初期費用も少なく、低リスクで自分ひとりで車両1台があればすぐに始めることができます!
黒ナンバー取得のメリット
- 最短2日で黒ナンバー取得!圧倒的に早くビジネスが展開できる。
- 必要なのはナンバープレート代だけ!初期費用をかけずに事業をスタートできる。
- 一人(1台)からでも開業できるので、個人の副業としても始めやすい
- 事業用となるので、自家用車に比べて自動車税、重量税などが安い。
- 頑張れば、一般貨物自動車以上の売上が確保できる
現在の運送業界は、在宅ワーク等、自宅で携帯一つでお買い物をする方が増えたにもかかわらず、ドライバーはまだまだ不足が続いており、それと逆行するように、今後増え続ける『物量』にどう対応していくのかということが、非常に大きな課題となっています。
そこを大きなビジネスチャンスとして捉え、是非一人でも多くの方に、軽貨物配送に参戦して頂きたいと思います。
あなたも明日から軽貨物ドライバーになりましょう!
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